ロドデノール、カネボウ化粧品のブランシールスぺリア自主回収
ロドデノールとはカネボウ化粧品が開発した独自の美白有効成分で医薬部外品にあたります。
メラニンのという物質の中で特に美白にとって重要な黒色メラニンを抑制する効果が高いとされていました。
それが今回、白斑が起きる可能性があると自主回収騒ぎに発展。副作用というよりも効果が出過ぎてしまうということなのでしょうかねー。
この成分は白樺やメグスリノキから得られるそうですが、ラズベリーケトンはもともと天然成分として抽出されるもので脂肪燃焼効果も高いといわれてますよね。ダイエット系のサプリになってたりもしたはず?
科学的にいえば「4-(4-ヒドロキシフェニル)-2-ブタノール」だそうですけどいったい何のこと?みたいな。
新しい美容成分って安全性試験とかを何度も行って世にで出てくるわけですし、厚生労働省から2008年に医薬部外品有効成分として薬事法に基づく承認を取得してあるので安全性もお墨付きだったのでは?
心配なのはカネボウ側の説明などを見る限り、ロドデノールが白班の原因であるということがはっきり断定しきっていない部分。単なる責任問題の関係かもしれないですが、先だっての記者会見の発表でも明言もされていませんよね。
同席の技術者の方も白斑の症状が起きてしまう理由は不明ですくらいのことしか言えないようで・・・。とりあえず疑わしいから全部回収しますも必要とは思いますが、きちんとしたことが知りたいのが本音ですよね。
美白系の化粧品では副作用の心配をされることの多い成分ハイドロキノンもどうなのってむしかえされそうですね。こちらもそもそもなぜ使用が制限されていたのかというと過去に白斑を起こす事があったからですし。
平成13年の薬事法改正で化粧品への配合が可能になってから存在を知った方も多いと思いますが、とくに目新しい美容成分ではないんですよね。
ハイドロキノンってシミの消しゴムとか言われるほど美白作用があることはかなり昔から分かっていて日本でも昭和30年頃までは化粧品によく配合されていたんだそうです。でもそれを高濃度で使うと美白を通り越して色素が抜けてしまう「白斑」の事例が頻発して、一般販売は禁止になってしまったような経緯なんだそうです。
今回のロドデノールもそんな感じなのでしょうかねー?
化粧品の効果って分かりにくいですけれど、いきなり効くって言うのも本当は怖いことなのかもしれません。
カネボウ化粧品でロドデノール配合製品の累計出荷個数は約436万個とか言うのを読みましたが本当に売れていたんだなーって改めて思いました。
大手化粧品メーカーさんの規模だと当たり前なのかもですが愛用者が約25万人って大ヒットの部類でといってもよさそうですよね?
それを全部回収ってどんなに大変なのか想像付きません。
そしていったいどんな方法で行うのかも気になります。だって使いかけとかはまだいいとしても、これまでに何本も使い切っちゃった分はどうするんでしょうねぇ?
「ブランシールスぺリア」シリーズ以外にも「トワニー」や「インプレス」の製品も、回収対象の商品には含まれるそうですけど、消費者が気にしているのはやっぱりソフィーナだったり・・・?
で、ブランシールとブランシールスペリアって別物なのね?とか、RMKのエキップもカネボウだったは今回のコトがあるまで知りませんでしたが、まだ他にもあるのかも。
白斑被害の方たちの症状が元通りになるためにも早く原因とかが判明して欲しいです。