日焼け止めを塗ると肌が乾燥するワケとは?
日焼け止めを塗るとお肌の乾燥感ってスゴくないですか? モノによりますが(特にファンデーション?)わたしの場合もう年齢のせいもあるとは思うんですが、なんかつけたそばから表皮の水分が失われていく感じで痛いくらいなんですよねー。
じっさいは晴れてても曇っていてもUVケアはしてないとダメとか一年中日焼け止めはつけておきましょうとかいう専門家の意見をあちこちで目にしますよね。
でも、いくら紫外線対策が必要っていわれてもあんなにつっぱるような日焼け止めを塗ったままで一日中過ごすなんて絶対ムリっっっ!(あくまでわたしの場合)
日焼け止めが紫外線をカットできるのはなぜ?
そもそもなぜ日焼け止め(特に下地やファンデーション)って乾燥してしまうのか?っていうとその作用的に避けてしまうとUVカット効果自体をえられにくくなってしまう根本的な処方のせいなんですよね。
まず、日焼け止めの成り立ちというか種類ですけど、よく一般的に市販されているのは紫外線吸収剤と紫外線散乱剤と呼ばれる2つの成分が入っています。
紫外線吸収剤の方は肌に受けた紫外線を、熱や赤外線などのエネルギーに変化させて肌への浸透を防ぐというのがそのしくみ。
この皮膚に紫外線を通さないようにするための化学反応が刺激になってしまい合わない人は多いみたいです。
最近ではSPF35PA++とかでも紫外線吸収剤不使用やノンケミカルとかのUVカット乳液も見かけるようになってるように、何がなんでも紫外線吸収剤の入っていない日焼け止めを探している方もたしかにいらっしゃいますものね。
紫外線を反射させている成分
そしてもう一方の紫外線散乱剤。
こちらはお粉自体が紫外線をはじいてくれてるわけですが、じつはその酸化チタンや酸化鉄・酸化亜鉛、そしてマイカやタルクといった粉そのものが皮脂や水分を吸着してしまうんです。
ただ、高級ブランドやお高い化粧品の場合はその粒子にコーティングを施して水分への吸着を防ぐようにつくってあるので、値段が高いものはそれなりに使い心地もいいと思って大丈夫な部分はあります。
それでも日焼け止め自体の水分が飛んでしまえば、最終的には粉が残るわけですから肌が突っ張ったりするのは仕方がないみたいです。
日焼け止めでの乾燥って乾きそのものよりもなんていうか突っ張り感とかごわつき感もすごくないですか?
あれってこういうところから来てるんですよね。
自分に合う日焼け止めがない?
結局のところUVカット効果の高い日焼け止めをぬったらある程度の乾燥はつきものってことです。
紫外線対策のために日焼け止めを使ってるのにそれ自体が負担になって肌荒れでもしたらUVケアの意味ない気もしますが・・・
肌への負担が比較的少ない紫外線散乱剤タイプで、なおかつ乾燥せずに使えるものがあれば助かるんですけど難しいみたいです。
だからといってうるおい成分を売りにしている日焼け止めってなんかベタついて重いんですよねー。アットコスメの口コミとかでしっとりするとかいうタイプのを選ぶとわたしの場合はべたつく印象でなんだか合わなくて。
ラロッシュポゼのイデアXLティントキットSPF50 PA+++とかシットリしてくれるけどなんか微妙?
UVカット効果のあるファンデやBBクリームとかなら多少塗ってる感があってもあきらめもつくんですけど、単に日焼け止めとか下地でだけで重いとさすがにうれしくないかなーって。
たぶん、夏だから余計に感じるのかもですけど。
保湿効果とUV対策の両立ってムズカシイ
冬のうちは保湿系の化粧品を選んで使うのでまだいいほうで、逆に夏場は汗をかくのになんだか乾くっていうある意味最悪な状況に陥ります。
インナードライってこういうの?
オイリードライとの違いが今ひとつよく分かりませんが、もっと若い頃から乾燥が原因で肌があぶらっぽくなってますよとは言われてました。
肌の上にある水分と油分って本来は乳化した状態で存在しているのですが、乾燥することで水分が失われると皮脂だけが残ってしまうのでオイリーに傾くんです。
Tゾーンのお化粧崩れがひどいとかいうタイプの方は本当の意味でオイリースキンといっていいみたいなのですが顔全体でなんだかテカテカしてるような人は乾燥が原因のケースが多いそうですよ。
なので夏でも保湿は必要です、
そうはいってもクリームを塗るのはちょっとねー。
しばらく前にも書きましたがアンプルールのUVカットクリームプロテクトフォースは乾燥しないという点でも個人的には気に入ってます。
冬は化粧水がしみるくらいな乾燥肌ですけれど夏はやっぱり汗もかきます。
のアンプルールの日焼け止めって浸透型コラーゲンやプラセンタエキス入りのせいか、いい感じに肌になじんで乾燥しないんですよね。表面サラッとでちゃんとしっとりの使い心地。
あとスゴいのはポリクオタニウムの威力かなー、なんて。たとえばヒアルロン酸って1gで6リットルの水分を溜め込める力がある成分なんですよ。でもこのポリクオタニウムだとその2倍いけちゃうそうなのでびっくりですよねー。
UVカット成分にしても、マイクロカプセル化のおかげでお肌には直接触れることなく紫外線カットできる構造ですからわたしのような肌でも刺激を感じずに使えてますしね。
もしお肌が荒れてて日焼け止めが塗れないという方ならアヤナスのデイミルクとかもやさしい付け心地でいいかなーと。
これから紫外線がどんどん増えるのでしばらくの間いろいろ試してみようと思ってます。
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